社会保険労務士に必要な産業精神保健の能力研修・評価法の開発

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  • 森本 英樹
    森本産業医事務所
  • 柴田 喜幸
    産業医科大学 産業医実務研修センター
  • 茅嶋 康太郎
    独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 過労死等調査研究センター
  • 本山 恭子
    本山社会保険労務士事務所
  • 若林 忠旨
    社会保険労務士法人 東京中央エルファロ
  • 洞澤 研
    ほらさわ社会保険労務士HRM研究所
  • 丸田 和賀子
    丸田社会保険労務士事務所
  • 小笠原 隆将
    三菱ふそうトラック・バス株式会社 ヘルスケアセンター
  • 錦戸 典子
    東海大学大学院 健康科学研究科 看護学専攻
  • 大山 祐史
    アドバンマネジ
  • 豊田 裕之
    産業医科大学 産業医実務研修センター
  • 森 彩香
    パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 オートモーティブ横浜 健康管理室
  • 森 晃爾
    産業医科大学 産業医実務研修センター

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a Tool for Training and Evaluation of the Competencies in Occupational Mental Health Necessary for Labor and Social Security Attorneys
  • シャカイ ホケン ロウムシ ニ ヒツヨウ ナ サンギョウ セイシン ホケン ノ ノウリョク ケンシュウ ・ ヒョウカホウ ノ カイハツ

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説明

社会保険労務士(社労士)は,顧問先から産業精神保健分野の相談を受けているが,社労士に必要な産業精神保健の能力について明確にされているものはないため,我々は産業精神保健分野の相談に社労士が対応するために必要な能力を標準化し,これらを学ぶことができる討論型研修を設計した.医師,産業看護職,社労士,教育設計専門家,経営コンサルタントで構成される研究班会議で,ブレインストーミング法を用いて社労士が産業精神保健に関わるために必要な能力をまとめ,能力を身につけるための学習目標と討論型研修で使用する4事例を,計9時間30分の研修として作成した. 研究班員の紹介によって19名の受講者が参加し,本研修の有効性評価として研修直前と直後に集団法で7問の論述式試験を実施した.研修の全項目に参加した16名を調査対象とし試験の回収率は100% であった.社労士に必要な能力として,厚生労働省の通達など知識だけでなく,情報収集や助言や復職時の対応などがあげられた.本研修の評価では,設問の合計点と7設問について,Wilcoxonの符号付順位検定を行ったところ,いずれも研修前後で有意差が認められ,本研修の有効性が示唆された.

収録刊行物

  • Journal of UOEH

    Journal of UOEH 38 (2), 163-173, 2016

    学校法人 産業医科大学

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (6)*注記

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