土壌化学性の違いによるナルトサワギク,セイタカアワダチソウの防除技術の開発

書誌事項

タイトル別名
  • Development of a method for preventing growth of <I>Senecio madagascariensis</I> Poir. and <I>Solidago altissima</I> L. using differences in soil chemical properties
  • ドジョウ カガクセイ ノ チガイ ニ ヨル ナルトサワギク セイタカアワダチソウ ノ ボウジョ ギジュツ ノ カイハツ

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抄録

土壌化学性の改質による外来植物の防除技術の開発実験を実施した。土壌 pH を 4.6,5.5,6.8 に調整した土壌にナルトサワギクならびセイタカアワダチソウを移植した。土壌 pH 4.6 では,移植後約 1 ヶ月で 2 種ともほぼ枯死した。土壌 pH 5.5 の地上部の生育は,pH 6.8 とあまり変わらなかったが堀取った根は生育不良であった。また,土壌を酸性にする溶液をろ紙にひたし発芽実験を行った。ススキの発芽率は,精製水をろ紙にひたしたものと比較して発芽率の低下が少なかったが,ナルトサワギクの発芽率は低下し 0%となった。これらのことから,土壌化学性の改質が,外来植物から在来植物への植生構造の転換技術へ応用できることが示唆された。

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