つる性植物へのヒートパルス法の適用―パーゴラに誘引したトケイソウ(Passiflora caerulea)の蒸散量測定―

書誌事項

タイトル別名
  • Application of the heat pulse method of climbing plant-measurement of transpiration rate on Passiflora caerulea stem supported on Pargora.
  • ツル セイ ショクブツ エ ノ ヒートパルスホウ ノ テキヨウ パーゴラ ニ ユウイン シタ トケイソウ Passiflora caerulea ノ ジョウサンリョウ ソクテイ

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説明

パーゴラに誘引したトケイソウ(Passiflora caerulea)の蒸散量を定量的に評価するために,ヒートパルス法により樹液流測定を行い,切り木実験により吸水量を測定した。従来のヒートパルス法では高流速の測定精度に問題があったため,ヒートパルスが最大上昇温度に到達する時間を算定する手法を併用し,高流速でも対応できる測定方法を検証した。吸水量との比較の結果,トケイソウの蒸散量は0.22~16.3 l/dayと算定された。また,パーゴラを遮光ネットで被覆処理することにより受光態勢を変化させて蒸散特性を検討した結果,パーゴラの形状が反映された樹液流動となり,パーゴラの向きや構造が誘引される植物と密接な関係があることが示された。

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参考文献 (13)*注記

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