京都市内の孤立林における草本植物の種数と種の出現パターン

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タイトル別名
  • Herbaceous plant species richness and species distribution pattern at fragmented forests in Kyoto City
  • キョウト シナイ ノ コリツリン ニ オケル ソウホン ショクブツ ノ シュスウ ト タネ ノ シュツゲン パターン

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抄録

都市の緑地配置計画策定に資するため,京都市内孤立林12箇所を対象として,草本植物の1)種数と景観スケールの環境条件との関係を明らかにすること,2)種の出現パターンと入れ子から逸脱しやすい種の特徴について明らかにすることを目的とした研究を行った。その結果,種数と関係の強い環境条件は森林面積であることがわかった。種の出現パターンはある程度入れ子状であり,多年草,風散布種,動物被食散布種は入れ子から比較的逸脱しやすい種であることがわかった。また,1回出現種が入れ子から逸脱しやすいとは言えなかったことから,基本的には入れ子の上位の孤立林を重点的に保全するのがよいと考えられた。

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