多価カルボン酸類の熱潜在化とネットワークポリマーへの応用 (第2報)

書誌事項

タイトル別名
  • Thermal Latent Polyhydric Acid Derivatives and Their Application to Network Polymers (II)
  • 多価カルボン酸類の熱潜在化とネットワークポリマーへの応用(2)エポキシ樹脂の新規潜在性硬化剤としての評価
  • タカ カルボン サンルイ ノ ネツ センザイカ ト ネットワーク ポリマー エ ノ オウヨウ 2 エポキシ ジュシ ノ シンキ センザイセイ コウカザイ ト シテ ノ ヒョウカ
  • Evaluation as a Novel Latent Hardener for an Epoxy Resin
  • エポキシ樹脂の新規潜在性硬化剤としての評価

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説明

ヘミアセタールエステル化多価カルボン酸誘導体/エポキシ樹脂配合物の物性, 熱硬化反応, 硬化フイルム特性, および貯蔵安定性について検討を行った。この結果, ヘミアセタールエステル化多価カルボン酸誘導体を硬化剤として用いることにより, 完全相溶1液型の配合物を得ることが可能であった。また, 熱硬化反応は熱潜在性触媒存在下, ヘミアセタールエステル基が分子内分極を起こし, 直接エポキシ基と反応する経路が優先的に起こっていることが示唆された。また, この反応は化学量論的に進行していることがわかった。また, この反応により透明で強靱な硬化フィルムを得ることが可能であった。さらに, 配合物の貯蔵安定性は使用する硬化剤によって異なったが, 貯蔵安定性が劣る系においてもアルキルビニルエーテルの添加によりその安定性を飛躍的に向上させることが可能であった。

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