書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on New Type of Phenolic Resin by Ring Opening Reaction of Benzoxazine (VI) -Curing Reaction of Bisphenol-A Type Novolac Based Benzoxazine with Bisoxazoline and the Properties of the Cured Resin
- ビスフェノール Aガタ ノボラック ノ ベンゾオキサジン カゴウブツ ト ビスオキサゾリン ト ノ コウカ ハンノウ オヨビ コウカブツ ブッセイ
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説明
本研究では, より低温かつ短時間で硬化するベンゾオキサジン化合物の開発を目的とし, 数平均分子量580で多官能性のビスフェノールA型ノボラックのベンゾオキサジン化合物を合成し, この化合物とビスオキサゾリンとの硬化反応を行い, その硬化挙動および硬化物物性を検討した。その結果, 約130℃以上に加熱することによりベンゾオキサジン環が開環し, 生成したフェノール性水酸基がオキサゾリン環と反応してアミド結合を生成し, 硬化反応が進行することがわかった。ビスフェノールA型ノボラックのベンゾオキサジン化合物とビスオキサゾリンとの溶融混合樹脂のゲル化時間および動的粘弾性挙動を検討した結果, ビスフェノールA型ノボラックのベンゾオキサジン化合物を用いた系は, 一般的なベンゾオキサジン化合物であるビスフェノールAのベンゾオキサジン化合物とビスオキサゾリンとの溶融混合樹脂よりも, より低温かつ短時間で硬化反応が進行することがわかった。また, ビスフェノールA型ノボラックのベンゾオキサジン化合物とビスオキサゾリンから得られた硬化物は, ビスフェノールAのベンゾオキサジン化合物とビスオキサゾリンから得られた硬化物よりも, 耐熱性および耐水性が優れていた。
収録刊行物
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- Journal of Network Polymer,Japan
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Journal of Network Polymer,Japan 21 (3), 153-159, 2000
Japan Thermosetting Plastics Industry Association
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205088637440
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- NII論文ID
- 130003389382
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- NII書誌ID
- AN10521608
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- ISSN
- 13420577
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD3cXntVOms7w%3D
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- NDL書誌ID
- 5490674
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可