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- 竹市 力
- 豊橋技術科学大学物質工学系
書誌事項
- タイトル別名
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- Performance Improvement of Polybenzoxazine
- シンキ フェノール ジュシ ポリベンゾオキサジン ノ コウセイノウカ
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説明
環状モノマーの開環重合で得られるポリベンゾオキサジンはフェノール樹脂に似た構造を有し, 従来のフェノール樹脂固有の耐熱性難燃性を有している上に, 開環重合で硬化するため, 多くの優れた特性を有する。この新しいタイプのフェノール樹脂として注目されているポリベンゾオキサジンについて, 開環重合の低温化, 高靭性化, より一層高い耐熱性の付与などを目指す手法を例を挙げて解説した。1つの手法は, 新しいモノマーの合成とその重合であり, 熱分解による重量減少を抑制する手法として, 揮発性成分を架橋で高分子量化する手法が有効である。もう1つの手法は, ポリマーアロイの手法であり, アロイ化によって靭性, 高温での機械的強度, 熱安定性など, 多くの物性を簡便に向上させることができる。種々の高分子やオリゴマーおよびアロイ化の手法を使い分けることによって, 特定の性質を改善することができる。
収録刊行物
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- Journal of Network Polymer,Japan
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Journal of Network Polymer,Japan 23 (1), 33-42, 2002
Japan Thermosetting Plastics Industry Association
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205090284288
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- NII論文ID
- 130003389541
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- NII書誌ID
- AN10521608
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- ISSN
- 13420577
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- COI
- 1:CAS:528:DC%2BD38XktVWrsLs%3D
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- NDL書誌ID
- 6116086
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可