Bond detached atom (BDA)を共有しているフラグメント間の相互作用エネルギーの補正に関する試み

  • 中野 達也
    国立医薬品食品衛生研究所 医薬安全科学部
  • 望月 祐志
    立教大学理学部化学科 東京大学生産技術研究所
  • 福澤 薫
    東京大学生産技術研究所 星薬科大学 薬学部 薬品物理化学教室
  • 沖山 佳生
    国立医薬品食品衛生研究所 医薬安全科学部
  • 渡邉 千鶴
    理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター 構造・合成生物学部門 創薬分子設計基盤ユニット

書誌事項

タイトル別名
  • A Preliminary Study of Correction for Inter Fragment Interaction Energy (IFIE) between Fragments Sharing Bond Detached Atom (BDA)

抄録

フラグメント分子軌道(fragment molecular orbital; FMO)法は、近年巨大分子系の電子状態計算手法として、注目を集めている。FMO法の特徴として、系を分割したフラグメント間の相互作用エネルギーinter fragment interaction energy (IFIE)が計算でき、応用上IFIEが非常に有用であることが示されている。しかしながら、共有結合しているフラグメント間のIFIEが異常に大きな値(約-15 hartree)を取るため、フラグメント間(1-2)のIFIE解析を妨げる大きな原因となっている。そこで、この問題を解決するための補正方法を仮想的な解離過程を想定して検討した。

収録刊行物

被引用文献 (3)*注記

もっと見る

参考文献 (4)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ