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- Ikebe Kiyoshi
- 大協石油株式会社
Bibliographic Information
- Other Title
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- 石油接触分解触媒の赤外線吸収スペクトル
Abstract
石油の接触分解触媒はそれぞれの成分酸化物が単に物理的に混合したものか,あるいは結合したものであるかを確認するため,石油のクラッキングに活性のあるシリカ・アルミナ,シリカ・マグネシアおよびアルミナ・ボリア触媒の赤外線吸収スペクトルをとり,これをそれらの成分化合物であるシリカ,アルミナ,マグネシアおよびホウ酸の赤外線吸収スぺクトルと比較した結果,これらクラッキング触媒はいずれもその成分化合物に特有の吸収帯は認められず,それぞれ全然別個の新しい吸収帯を有していた。本実験結果および著者の従来の研究結果より, 石油クラッキング用のシリカ・アルミナ,シリカ・マグネシアおよびアルミナ・ボリア触媒の活性体は沈殿時および焼成時にそれぞれの成分酸化物が結合して生成した固体酸であると断定できる。
Journal
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- The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan
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The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan 61 (5), 575-577, 1958
The Chemical Society of Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205121609088
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- NII Article ID
- 130004273990
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed