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- 江畑 冬生
- 新潟大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A New Analysis on Sakha “dual” Marking: An Indicator for a Group of Hearers
- サハ語(ヤクート語)の「双数」の解釈 : 聞き手の数からの分析
- サハゴ(ヤクートゴ)ノ 「 ソウスウ 」 ノ カイシャク : キキテ ノ カズ カラ ノ ブンセキ
- ―聞き手の数からの分析―
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抄録
<p>サハ語には2種類の勧誘形がある。一方は主語が双数の場合に,他方は主語が複数(3者以上)の場合に用いられる。「複数形」は双数形に接尾辞-(i)ŋを付加することで形成される。これに対し命令形では,「単数形」に同じ接尾辞-(i)ŋを付加することで複数形(2者以上)が形成される。先行研究では主語の数にのみ注目していたため,同一の接尾辞の有無に関して,ある場合には双数/複数の対立として,別な場合には単数/複数の対立として記述される結果になる。本論文では,接尾辞-(i)ŋは聞き手の複数性を指示するのだと主張する。この新たな分析により,パラダイムの中に部分的に存在していた「双数」という概念を解消できる。当該接尾辞を用いて聞き手の数を区別するのは,勧誘形・命令形・挨拶言葉である。これらには眼前の聞き手に対し強い働きかけを有するという共通点がある。挨拶言葉において聞き手の数が区別されやすくなる現象は,近隣の言語にも観察される*。</p>
収録刊行物
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- 言語研究
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言語研究 151 (0), 63-79, 2017
日本言語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205121946880
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- NII論文ID
- 130006888431
- 40021160150
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- NII書誌ID
- AN00077625
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- ISSN
- 21856710
- 00243914
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- NDL書誌ID
- 028103334
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可