pH測定用電極JIS(案)
Description
最近のガラス電極pH計の発達およびこれに伴なうpH測定の普及は著るしい.このような情勢下において,まずpH測定方法JIS Z 8802 (1958)においてpHの測定方法が規格化された.しかし,測定方法は同一であっても,用いるpH計,特に電極が現在のように製造者によってまちまちでは,はなはだ不便であるし間違を生じ易い.このような状況から計測学会pH研究部会の中には昭和31年電極小委員会が設けられ,電極の規格を目的としてすでに何回かの会合の上討論を行ない一応の結論に到達していたが,このたび,工業技術院からの委託があり,同委員会の案を草案として去る9月18日原案作成委員会を開催し原案を作成した.これを以下に発表し諸賢の御批判を仰ぐ次第である.この案はpH測定用の一般形のガラス電極と比較電極の互換性と最低限度の特性の統一を目的として作られたものであるが,特に前者については種々の事情から若干の問題を残したままのかたちとなっている.この点およびその他の点について御意見がある際には当学会編集部(東京都文京区本富士町 東京大学工学部応用物理学科 計測学会計測編集部)宛御連絡下されば幸である.
Journal
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- Journal of the Instrument Technology, Japan
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Journal of the Instrument Technology, Japan 9 (3), 172-175, 1959
THE SOCIETY OF INSTRUMENT AND CONTROL ENGINEERS
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205122250368
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- NII Article ID
- 130004928152
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- ISSN
- 18838154
- 04500024
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed