書誌事項
- タイトル別名
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- Thermal Analysis of Decomposition of MgCl<SUB>2</SUB>⋅6H<SUB>2</SUB>O and Reactivity of MgO
- エンカ マグネシウム 6 スイワブツ ノ ネツ ブンカイ ハンノウ ト セイセイ サンカ マグネシウム ノ ハンノウセイ
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説明
MgCl2・6H2Oの熱分解反応をガスフロー DTA, X線回折により追跡し, 得られた MgO の反応性を, α-Al2O3 との固相反応により検討し, 他の製造履歴より得られた MgO の反応性と比較した。DTA 装置は標準室と試料室を Oml/min から 240ml/min (流動層) の範囲にわたってガスが流れるようにしてあり, 空気, 窒素, 塩化水素, 塩素, 水蒸気の5種のガスを用いた。MgCl2・6H2O の熱分解反応は雰囲気により大きく影響され, 空気 (窒素) 雰囲気では次の過程で MgO を生成することがわかった (温度は静的雰囲気のDTAピーク温度, ()は流動層)。<BR>塩化水素雰囲気では, MgOHCl は生成しない。塩素雰囲気では少量の MgOHCl が生成した。MgCl2・6H20と α-Al2O3の混合試料を空気雰囲気で加熱すると (5℃/min), 800℃ 付近から急激に MgAl2O4が生成し, 1000℃ では α=85%であり, 他のマグネシウム塩 (Mg(OH)2, MgCO3(basic))の場合は α<10%であった。この差の最も大きい原因は, MgCl2・6H2O の分解過程において残存する MgCl2 の作用と考えられる。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 74 (10), 2006-2012, 1971
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205122597760
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- NII論文ID
- 130004279328
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- NII書誌ID
- AN00080721
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- NDL書誌ID
- 8200235
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可