書誌事項
- タイトル別名
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- Hydrated Aluminas Precipitated from Sodium Aluminate Solutions
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説明
アルミン酸ナトリウム溶液の加水分解により生成する種々のアルミナ水和物について,X線,示差熱分析,赤外線分析などにより実験を行なった。アルミナ水和物はNa2O/Al2O3モル比1.6の溶液の温度を0℃ から100℃ まで変化させて,溶液に炭酸ガスを通じて分解したもの,またはモル比を1.2から3.0まで変化させて室温で自発分解によりえられたものである。<BR>いずれの場合もハイドラルジライトとバイアライトの二つの生成範囲があり,新しいアルミナ水和物がこの二つの範囲の中間に発見された。この型はFrickeが発見したものと同一と考えられ,著者らはFrickeにしたがってこれをバイアライト(b)と名付けた。炭酸ガス分解の場合,液温0~17℃ では結晶化度の低いバイアライトに似た型がえられた。ただしその(001)に該当する回折線は低角度側にややずれている。著者らは擬ベーマイトになぞらえて,これを擬バイアライトと名付けた。<BR>バイアライト(b)および擬バイアライトは種々の測定から3水酸化アルミニウムであると結論した。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 70 (4), 425-431, 1967
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205123051392
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- NII論文ID
- 130004277718
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可