トリエチレングリコールエステルの可塑性能

書誌事項

タイトル別名
  • Plasticizing Properties of Triethylene Glycol Diesters, Compared with Dicarboxylic Acid Esters

抄録

ポリエチレングリコールのジエステルは耐寒性可塑剤として注目される。本報はトリエチレングリコールのC4~C10の直鎖脂肪酸,2-エチルヘキシル酸,安息香酸,フェニル酢酸などのジエステル計10種を合成し,アジピン酸,アゼライン酸,セバシン酸のジ-2-エチルヘキシルエステルと対比しつつ,その可塑剤としての性能をしらべた。その結果機械的性質は二塩基酸エステル, トリエチレングリコールC 6,C4 ,C8 エステル, DOPの順に悪くなり, 耐水, 耐油, 加熱試験などの持続性はDOPが最もよく,二塩基酸エステル,トリエチレングリコールジエステルの順となる。さらに耐寒性試験はトリエチレングリコールC 8エステルとIW-40がよく,二塩基酸エステル,トリエチレングリコールのC6 , C 8エステル,DOPの順となった。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 61 (4), 434-436, 1958

    The Chemical Society of Japan

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ