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- 山田 大十
- 横浜国立大学工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Characteristic Properties on Carbons Activated by Zinc Chloride
説明
従来塩化亜鉛賦活法により得られた活性炭の性能は他の賦活法によるものよりも著しくすぐれているにもかかわらす,これの製造が工業的に有利でないのは高熱を要し,加熱装置の損傷の著しいこと,塩化亜鉛の使用量の大きいこと,原料よりの収率の小さいことなどの理由による。著者はこのような点に着目, 塩化亜鉛賦活を低温より高温に至る種々な温度で行い, 得られた賦活物についてその性能試験を行った。その結果, 従来中間生成物と考えられている低温生成物で水和の状態で著しく強力な吸着能を有する物質が得られた。さらに賦活時間, 賦活剤の量が生成物の吸着能に及ぼす影響をしらべ,賦活時澗は1時間,賦活剤の量は原料に対し同量が適切であることを明らかにした。また各賦活物について,そのメチレンブルー吸着能と溶液のpHとの関係を詳細に検討し, その吸着機構を考察した。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 61 (11), 1448-1456, 1958
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205129809920
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- NII論文ID
- 130004273894
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可