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- 明石 博吉
- 神戸大学工学部工業化学教室
書誌事項
- タイトル別名
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- Reaction between Disodium Salt of Itaconic Acid and Ethylene Chlorohydrin
説明
イタコン酸誘導体合成研究の一つとして,イタコン酸ジナトリウム塩とエチレンクロルヒドリンとを第四アンモニウムヒドロオキシドを触媒に用いて反応させ,イタコン酸ジ(β-オキシエチル)エステルを合成する目的で反応を行なったが,得られた生成物をシトラコン酸ジナトリウム塩と,エチレンクロルヒドリンとから同様にして得られた生成物と比較した結果,同一であることが確認され,反応中異性化が起こり,結局,生成物はシトラコン酸ジ(β-オキシエチル)エステル(DOEC)と確認した。<BR>DOECの単独溶液重合や共重合を行なったが,着色するだけで,ほとんど重合が起こらなかった(これはOH基の影響によると思われる)。つぎにDOECは一種のジオールと考えられ,ジイソシアナート(トリレンジイソシアナート)との反応でポリウレタン樹脂(淡黄色の固体)を得た。またDOECと二塩基酸ジエステル,酸無水物との縮合でポリエステル樹脂を得,それらのジイソシアナートによるchain extensionでポリウレタン樹脂(いずれも固体樹脂)を得た。またDOECと木綿との反応は,エーテル化度が極わずかであった。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 66 (12), 1912-1914, 1963
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205131103104
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- NII論文ID
- 130004275874
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可