Nonionc Surfactants Derived from Glyceryl Higher Diethers

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  • グリセリル-α,α'-ジエーテルを疎水部とする非イオン性界面活性剤

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炭素数4~12のアルキル基, およびパラアルキルフェニル基を組合せた23種のグリセリル- α,α'-ジエーテルに, 酸化エチレンを逐次付加させて,新しい型の疎水部をもつ,ポリグリコールモノエーテル系非イオン活性剤[I](〓)を合成し,その表面張力および界面張力(対灯油)低下能を調べた。<BR>(1)酸化エチレンの付加反応は常法(ガス吹込法)で容易に行なわれ,副生ポリグリコール量は比較的少ない。親水基含量50~60%以上の生成物はよく水に溶解ないし分散する。<BR>(2)標準型非イオン[II](R(OC2H4)nOHを用いた)にくらべ,[I]は希薄濃度水溶液でのγ-logC関係から求めた過剰表面濃度小にして,アルキル1基個当りの表面占有面積がかなり大きい。<BR>(3)適当なアルキル基をもつ[I]の飽和吸着濃度以上におけるγ 値は25~27dyne/cmの範囲にあり,一般の[II]よりも表面活性がややすぐれている。界面張力についても同様のことがいえる。<BR>(4)[I]の中では2個のアルキル基の炭素数和(R+R')が14近辺にあり,かつアルキル鎖の分岐度の大きいものが著しい表面張力低下能を示す。<BR>(5)一方界面張力低下能は(4)と異なり,分岐度少なく,かつアルキル基総炭素数16近辺のものが最もすぐれている。

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