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- 渡辺 治昭
- 日本電信電話公社電気通信研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Solvent and Temperature on the Polymerization of Methyl Methacrylate with Grignard Reagent Catalyst
説明
メチルメタクリレートをグリニャール試薬によって重合する際,溶媒および温度がいかなる影響を与えるかを追求した。まず重合温度は低温の方が室温より高分子物を高収率で得られ,溶媒としてはエーテルより,トルエン,クロロホルム,または何も使用しない方が重合率および分子量ともに大きい。次に開始剤としてはグリニャール試薬のエーテル溶液を使用するより,トルエン,ヘプタン溶液を使用する方が効率がよかった。低温で出来た重合体はアセトン不溶,ベンゼンに熱時可溶,冷えるとゲル化する特異な溶解性を示し,赤外線スペクトルも760cm-1に新しい吸収を生じた。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 63 (9), 1628-1631, 1960
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205131478912
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- NII論文ID
- 130004274840
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可