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- 丹沢 宏
- 東洋レーヨン研究部
書誌事項
- タイトル別名
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- Fine Structure of Viscose Rayon Related to Cellulose Concentration and Degree of Polymerization in Viscose Solution
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説明
ビスコース中のセルロース濃度と重合度とが, 再生セルロースの微細組織形成にあたって, どのような役割を演ずるかについて,いわゆるモデルフィラメントを使用して凝固,再生,延伸を分離して検討した結果,次のような結論を得た。<BR>(1)結晶化度,結晶粒子の大きさ,アクセシビリティーなどにはほとんど相違が見られない。<BR>(2)再生直後のセルロースゲルの膨潤度はセルロース濃度および重合度の増大とともに減少する。このことは非晶部分のからみあいの増加によると考えられる。<BR>(3)延伸による配向度の増加はセルロース濃度,重合度の高いものの方が大きい。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 63 (12), 2191-2194, 1960
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205132469888
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- NII論文ID
- 130004274674
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可