移動層式セメント焼成炉の軸方向における反応率と温度分布(無次元化した操作変数の特性値の提案)

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タイトル別名
  • Chemical Conversion and Temperature Distribution in the Axial Direction of the Cement Shaft Kiln: A Proposal of Dimensionless Characteristic Operating Parameters
  • イドウソウシキ セメント ショウセイロ ノ ジク ホウコウ ニ オケル ハンノウリツ ト オンド ブンプ ムジゲンカ シタ ソウサ ヘンスウ ノ トクセイチ ノ テイアン

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抄録

移動層式セメント焼成炉は,古くから用いられているが,複雑な焼成機構のため,操作条件の適正化についての反応工学的検討は,ほとんど行なわれていないで,熱力学的考察にとどまっていた。本報では,反応帯の軸方向における反応率および温度分布を操作条件から推定する著者の数学的モデルを拡張して, セメント焼成時のクリンカー結晶生成熱の影響を考慮する場合の解析法を提案し,計算例について結晶生成熱の影響を示した。炉の定常操作時における操作変数の間には,複雑な相互関係があるので,焼成状態を規定する無次元化した特性操作変数を提案し,その中の2種類の重要な無次元項について,解析例を示して,その意義を示した。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 68 (1), 135-138, 1965

    The Chemical Society of Japan

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