アクロレインの液相酸素酸化

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タイトル別名
  • Liquid Phase Oxidation of Acrolein with Molecular Oxygen
  • アクロレイン ノ エキソウ サンソ サンカ

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説明

アクロレインの酸化(主として加圧酸素酸化-熟成二段反応)を検討した。常圧酸化ではアクロレイン消費速度が小さく,ほとんど酸化が行なわれなかった。熟成剤としてはヒドロキノンは有効であったが, 塩化鉄はかえってアクリル酸選択率を減少させた。しかし,ヒドロキノン熟成によるアクリル酸選択率の増加も,メタクリル酸の場合に比し小さかった。アクロレイン変化率が増大しても選択率はほぼ一定値を保った。物質収支によると,ベンゼン溶媒-無触媒系でアクリル酸選択率は約74%(アクロレイン変化率45~60%)と考えられる。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 70 (9), 1497-1500, 1967

    The Chemical Society of Japan

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