書誌事項
- タイトル別名
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- uspension Polymer Obtained by Polymerization of Vinyl Acetate in Aqueous Solution Using Ammonium Persulfate as Initiator
- カリュウサン アンモニウム オ カイシザイ ト シタ サクサン ビニル ノ スイヨウエキ ケンダク ジュウゴウブツ
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説明
過硫酸アンモニウムを開始剤として静置重合で酢酸ビニル(VAc)の水溶液懸濁重合物をつくり, そのポリ酢酸ビニル(PVAc)の性質を調べた。PVAcはメタノールに透明に溶解せず, 懸濁重合物とポリピニルァルコール(PVA)との混合物からつくったフィルムからでもアセトンで完全に抽出されなかった。炭酸ナトリウムを緩衝剤に使用した系で重合したPVAcはメタノールにほとんど透明に溶解した。これは, 炭酸ナトリウムによるVAcの加水分解でアセトアルデヒドが生成し, これが連鎖移動を起こAし, PVAcの分枝を減少させたためと推察された。PVAの存在下でのVAcの懸濁重合によって得られたポリマーの溶解性は,PVAの存在しない系のそれと同じであった。この結果から, 過硫酸アンモニウムを開始剤に使用した静置懸濁重合で生成したと思われるPVAとPVAcのグラフト重合物は溶媒による抽出法では定量的に求められないことが判明した。
収録刊行物
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- 工業化学雑誌
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工業化学雑誌 71 (10), 1703-1708, 1968
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205133172864
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- NII論文ID
- 130004278031
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- NII書誌ID
- AN00080721
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- ISSN
- 21850860
- 00232734
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- NDL書誌ID
- 8198515
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可