ジヒドロピラン誘導体の分子内付加物およびテトラヒドロピラン環を有するポリコニステルの合成

書誌事項

タイトル別名
  • Syntheses of Intramolecular Addition Compounds of Dihydropyran Derivatives and Polyesters Having Tetrahydropyran Ring

説明

2-ナキシメチル-2,3-ジヒドロピラン(V)の分子間付加物および2-メチル-2-オキシメチル-2,3-ジヒドロピラン(VIII)の分子間と,分子内付加物の混合物は,VおよびVIIIに数滴の塩酸を加えることによって得られる。<BR>しかしながら,VおよびVIIIに金属ナトリウム,ついで希塩酸を作用させることによっても,分子内付加物が高収率で合成された。<BR>2-メチル-2-カルボメトキシ-2,3-ジヒドロピラン(VII),2-カルボエトキシ-2,3-ジヒドロピラン(XV)を水酸化ナトリウム溶液で加水分解して酸性にすると,それぞれの分子内付加物が得られる。これらの分子内付加物を,三フッ化ホウ素-ジエチルエーテルで重合して,分子量400~1000のポリマーが得られることがわかった。<BR>テトラヒドロピラン-2,6-ジカルボン酸エチルおよびテトラヒドロピラン-4,4-ジカルボン酸エチルを酢酸カドミウムの存在下で,ジオールと反応させるとポリエステルが得られた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 68 (11), 2271-2274, 1965

    The Chemical Society of Japan

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