ブラジル産リン酸アルミニウム鉱の乾式ソーダ法およびソーダ石灰法による抽出

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タイトル別名
  • he Extraction of the Aluminum Phosphate Ore of Brazil by the Sintering Process and the Soda Lime Sintering Process
  • ブラジルサン リンサン アルミニウムコウ ノ カンシキ ソーダホウ オヨビ ソーダ セッカイホウ ニ ヨル チュウシュツ

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抄録

ブラジル産リン酸アルミニウム鉱の完全化学分析を行ない,次いで単に力焼してク溶性リン酸の生成率を検した。その結果は5~10%程度の含有量であるので,商品価値のある肥料とは考えられないことを知った。次に乾式ソーダバイ焼法による本試料の処理について,ソーダ灰の配合割合,バイ焼温度などを変化して好適処理条件を探求した。その結果この方法によれば,Al2O3,P2O5ともによく抽出され有望な方法の一つと考えられた。<BR>さらにソーダ石灰法による処理について好適処理条件の探求を行なった。その結果この方法によると,P2O5分が抽出残分中のク溶性リン酸分と水溶性リン酸分とに分配される割合が,ソーダ灰と石灰の配合割合により,種々に変化するので,工業的操作がやや複雑になる欠点があると思われた。

収録刊行物

  • 工業化学雑誌

    工業化学雑誌 68 (12), 2338-2341, 1965

    The Chemical Society of Japan

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