マグマの粘性と火山体の形状に関する教育実践:スライムを用いたかんたん実験とその学習効果

書誌事項

タイトル別名
  • Study of the Relationship between Magma Viscosity and the Shape of a Volcanic Edifice: A Simple Experiment Using Slime and Its Educational Effectiveness
  • マグマ ノ ネンセイ ト カザンタイ ノ ケイジョウ ニ カンスル キョウイク ジッセン : スライム オ モチイタ カンタンジッケン ト ソノ ガクシュウ コウカ

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説明

<p>異なる粘性のスライムを用いてマグマの粘性と火山体の形状を関連づける授業実践を行った.スライムは作製が容易であり,低コストで実験ができる.ポリビニルアルコール(PVA)を主原料とする洗濯のりと水の割合を変えることで異なる粘性のスライムを作製することが可能であり,それらをトレイに載せて観察することで,マグマの粘性と火山体の形状の関係を理解することができる.スライムは重ねることもでき,成層火山の形成過程の理解を深めることも可能である.この教材を用いて授業を行い,授業の前後で実施したテストの結果から,生徒の学習内容の理解が大幅に増加したことがわかった.スライムはマグマの粘性と火山体の形状との関係を知るうえで優れた教材だと考えられる.</p>

収録刊行物

  • 地学教育

    地学教育 69 (4), 185-198, 2017

    日本地学教育学会

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