ケイ酸塩岩石中のスカンジウムの定量分光分析

書誌事項

タイトル別名
  • Quantitative Spectrochemical Analysis of Scandium in Silicate Rocks.

説明

ケイ酸塩岩石中のスカンジウムの分光化学的挙動, とくに炭素粉の分光化学的緩衝剤としての役割を検討し, つぎのような対数回転セクターを用いる定量分光分析法を確立した。<BR>試料に対し, 内部標準として白金黒2%, 分光化学的緩衝剤として炭素粉3倍量を添加し,陽極励起する。点弧後40秒間の露出をとり, 線対としてScII3613.836/PtI3204.040を用い, ヵり長石を基体とするスカンジウム標準試料より検量線を作製し, ケイ酸塩岩石中のスカンジウムを定量した。<BR>本法により, 輝緑岩試料W-Iを11回分析した結果は35.1 +4.8 -4.2ppm Scであった。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 79 (4), 504-507, 1958

    The Chemical Society of Japan

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ