Spectrophotometric Determination of Nickel by the Use of 1-(2-Pyridylazo)-2-Naphthol

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  • 1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトールによる微量ニッケルの比色定量法

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1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトール(PAN)による微量ニッケルの拍出比色法について研究した。ニッケル-PAN錯体の吸収曲線,ニッケルとPANの反応に最適のpH範囲,抽出溶媒,検量線,妨害イオンの影響などについて検討した結果,ニッケルは水相のpH4~10の範囲で定量的にPANと反応し赤色の錯体を沈殿する。この錯体はクロロホルム,ペンゼンおよび四塩化炭素などによってよく抽出される5クロロホルムに抽出されたニッケルーPAN錯体の極大吸収は530と570mμ にあり,ニッケルの定量には5701nμ を用いるのがよい。ニッケル0~1・5μ9/mZの範囲でBeerの法則が成立し,570mμ におけるニッヶルの分子吸光係数は5.0×104であった。またニッケルーPAN錯体の組成を検討したところ,試薬:金属の比は2:1であった。水相のmを4に調節してニッケルとPANとを反応させれば鍋銑コバルト以外の金属はニッケルの定量を妨害しない。銅はチオ硫酸ナトリウムによって,鉄はピ切リン酸ナトリウムによってマスクすることができた。またコバルト(III)-PAN錯体とニッケルーPAN錯体の極大吸収波長の差を用いてニッケルとコバルトを同時定量することができる。

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