α-ケトグルタル酸およびそのエステルのアルカリによる変化(第1~2報) (第1報)α-ケトグルタル酸エステルのアルカリによる変化

書誌事項

タイトル別名
  • The Behavior of α-Ketoglutaric Acid and Its Ester in Alkaline Media. I-II I. Diethyl α-Ketoglutarate

この論文をさがす

説明

α-ケトグルタル酸ジエチルのエーテル溶液に炭酸水素カリウムを加えて得られる白色沈殿から,3分子間エノールエステル,α-[α'-(α''-オキシ-β''-エトキシカルボニルメチルアクリロイルオキシ)-β'エトキシカルボニルメチルアクリロイルオキシ]-β-エトキシカルボニルメチルアクリル酸エチルのカリウム塩(II)を単離した。IIをアルコールと加熱すると2分子間エノールエステル,α-(α'-オキシ-β'-エトキシカルボニルメチルアクリロイルオキシ)-β-エトキシカルボニルメチルアクリル酸エチルのカリウム塩(III)が得られ,また,IIを酸性にするとIIIの遊離型を生成する。IIの水溶液を加熱して得られるα-ケト-β-エトキシカルボニルメチル-γ-(2-エトキシカルボニルエチル)-γ ブチロラクトン-γ-カルボン酸エチルの性質について述べた。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 81 (12), 1898-1902, 1960

    The Chemical Society of Japan

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ