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- 大井 信一
- 富山大学工学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Studies on the Colorimetric Analysis with Organic Reagents. V-VI. VI. New Spectrophotometric Determination of Copper with Quinoline-2-aldoxime by the Extraction Method.
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説明
キノリン-2-アルドキシムによる銅 (I) の榿黄色錯化合物はイソアミルアルコール, その他の有機溶剤に容易に抽出されるので, これを利用して微量銅の有機溶剤抽出法による分光光度定量を行った。抽出液の最大吸収波長は478mμにあり, この波長では試薬の吸収の妨害なしに吸光度の測定を行うことができる。抽出に適するpH範囲は4.3~8.5であった。抽出に最もよい有機溶剤はイソアミルアルコールで0~9γ/mμの範囲でBeerの法則にしたがい, 0.2γ/mlまで定量できる。本法によれば,水溶液のままで行う場合にくらべてコバルト, ニッケル, マンガン, クロム等の着色イオンの妨害も防ぐことができ, 過剰試薬のロ過等のめんどうも起らない。本法を鉄鋼中の銅の定量へ応用した。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 79 (11), 1331-1333, 1958
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205149151104
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- NII論文ID
- 130003508580
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可