書誌事項
- タイトル別名
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- Study on the 4-(2-Pyridylazo)-resorcinol and 1-(2-Pyridylazo)-2-naphthol as Metal Indicator for Copper
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説明
4-(2-ピリジルアゾ)レゾルシン(PAR)および1-(2-ピリジルアゾ)-2-ナフトール(PAN)の銅キレート生成定数を測定した。PARはpH<3.5ではレゾルシンの一方のOH基が解離していないキレートCuHA+を生成し,pHが高くなるにしたがってそのOH基が解離しCuAを生成する。試薬が大過剰に存在する場合はpH>10ではCuA22-の生成が認められた。おのおのの生成定数として,logKCUHA=10.16,logKCUA=17.19,logKCUA2≈8.4が得られた。PANの銅キレートについては,logKCUA=15.58,logKCUA2≈8.4が得られた。<BR>PARまたはPANを指示薬として銅をキレート滴定する場合の当量点付近における指示薬の変色を理論的に考察し,きらに光度滴定によって確かめた。理論と実験とはよく一致し,銅の指示薬としてはPARよりPANがすぐれていることが明らかとなった。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 85 (9), 549-552,A45, 1964
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205149724672
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- NII論文ID
- 130003510796
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- COI
- 1:CAS:528:DyaF2MXls12l
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可