書誌事項
- タイトル別名
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- Dissociation Constants of Aliphatic Dicarboxylic Acids
抄録
脂肪族二塩基酸HOOC(CH2)n-2COOHの酸解離平衡において,第一解離定数K1と第二解離定数K2との比K1/K2の値は統計的には4となるはずである。しかし実際にはこの比は4より大きく,それは電荷の影響によるものと考えられる。Ingoldらの実験憤と理論からは二塩基酸 (n≦9) は純水中ではrigid modelをしていると考えられている。0.1mol/l硝酸カリウム中でpH滴定によってえられた著者らの値をIngoldらの式に適用すると二つの電荷間の長さがわかり,そして各酸の長さの差はメチレ長ン基のさに相当すると考えられる。そのメチレン基の長さの平均増加からこれらの酸は二つの群に分類できる。 (a) マロン酸-アジピン酸: 平増加は1.52Å (二つの制奇問の反発力によって分子はほぼ一直線である), (b) ピメリン酸-セバシン酸: 平均増加は0.32Å (炭化螺の疎水性が現われ,その炭化水素の収縮力と二つの電荷間の反発力とがつりあっている) 。結局,塩のある水溶液中では分子はpliable modelをとるものと考えられる。
収録刊行物
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- 日本化學雜誌
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日本化學雜誌 90 (7), 655-658, 1969
The Chemical Society of Japan
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205150019968
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- NII論文ID
- 130003511990
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- COI
- 1:CAS:528:DyaF1MXltVWitL4%3D
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- ISSN
- 21850917
- 03695387
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可