オキシ酸に関する研究(第1~3報) (第1報)γ-オキシ酪酸の縮合

書誌事項

タイトル別名
  • Studies on Hydroxycarboxylic Acids.I-III. I. Condensation of 7-Hydroxybutyric Acid

この論文をさがす

説明

γ-オキシ酪酸のアルカリ塩を 230℃ に加熱するときはオキシジ酪酸ができる。 しかしこの反応を 180°~210℃ で長時間加熱するときには, とくにニッケル, 銅粉末の存在で加熱するときにはオキシジ酪酸ができないで, オキシル基に対して β-位の炭素原子のところで脱水縮合が起って β-オキシメチルーピメリン酸のアルカリ塩となる。これを酸性にすると γ-ブチロラクトン-β-酪酸となることを見いだした。これは文献に記載のない新規化合物であるが, この構造をいろいろの角度から検討し決定した。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 81 (2), 272-274, 1960

    The Chemical Society of Japan

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ