抄録
標題の花コウ岩ベグマタイトに産出するクサビ石の化学分析を行ない,それが希土類元素を含むイットロクサビ石であることを明らかにした。X線粉末回折から求めた面間隔d値は通常のクサビ石とほとんどかわらない。ランタニド元素の配分は石川産はジスプロシウム,エルビウムに最大値のあるタレン石型であり,朝鮮鶴城産のものはセリウム族およびイットリウム族元素の両者を含む完全配分型である。一つの鉱物中で希土類元素の配分を異にする例である。
収録刊行物
-
- 日本化學雜誌
-
日本化學雜誌 86 (4), 393-395, 1965
The Chemical Society of Japan
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001205150401664
-
- NII論文ID
- 130003510938
-
- ISSN
- 21850917
- 03695387
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可