N-t-ブチルアセトアミドの酸加水分解に対する圧力効果

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タイトル別名
  • The Effect of Pressure on the Acid Hydrolysis of N-t-Butylacetamide

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説明

N-t-ブチルアセトアミドの酸加水分解の反応速度に対する圧力効果を0.2,0.4,0.6および1.0N塩酸中において,1000kg/cm2までの圧力下で測定した。各圧力におけるプロトン化平衡の平衡定数および律速段階の速度定数を一次速度定数の酸度関数依存性から分離決定し,予備平衡の体積変化として20.6ml/mol,律速段階の活性化体積として-19.9ml/molをえた。これらの結果とエントロピーの知見を用いて考察した結果,本反応のプロトン化した基質は正電荷が分散した構造であり,遷移状態は正電荷が局在化した構造であるものと考えられる。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 90 (11), 1119-1122, 1969

    The Chemical Society of Japan

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