非イオン界面活性剤の乳化作用におよぼす温度および親水基鎖長の影響

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タイトル別名
  • The Effects of Temperature and the Hydrophilic Chain Length of Nonionic Surfactants on the Properties of Emulsions

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説明

3~40wt%のポリオキシエチレンノニルフエキルエーテル,水,シクロヘキサンからなる三成分系の界面張力,および乳化系の性質を温度,組成,乳化剤の親水基鎖長を変えて調べた。その結果, (1) 溶解平衡状態での油相,水相間の界面張力は実験温度によって大きく変化し転相温度 (PIT) 近傍ではほとんど0(0.01 dyne/cm以下)となる, (2) ふりまぜによってえられる乳化滴の平均粒径はPITに近づくにつれ非常に小さくなり声温度および乳化剤の親水基鎖長によって変化する, (3) O/W型およびW/O型乳化系の合一速度はPIT近傍で非常に速い,ことが明らかとなった。また比較的安定な乳化系を与える温度域,親水基鎖長をおのおのの系のPITと比較させて求めた。

収録刊行物

  • 日本化學雜誌

    日本化學雜誌 90 (10), 1020-1025, 1969

    The Chemical Society of Japan

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