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- 丹野 美絵子
- Japan Association of Consumer Affairs Specialists
書誌事項
- タイトル別名
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- ADR in Financial Sectors which Consumers Expect
- ショウヒシャ ガ キタイ スル キンユウ ADR
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説明
本稿では,金融ADRが存在する意義と必要性について,消費者の視点から考える。保険契約が複雑・難解化したために,保険についての消費者トラブルが増加している。消費生活センターは必ずしも保険についての専門的知見に秀でていないため,これによるトラブル解決は容易でない。金融ADRは,消費者と事業者間に著しい情報格差,交渉力格差があることを踏まえた消費者保護のための制度とされており,消費者にとって,裁判外の紛争解決機関があることの意義は大きい。消費者トラブルには,複数の金融ADRで取り扱いが可能な事案があるが,その解決には,基本的に消費者の意向が尊重されるべきである。金融ADRが消費者に本当に信頼されるものとなるかの一つの目安は,消費者の利用数の増大である。そのためには,消費者から見て納得感のある解決が行われることが最も重要な要素となる。消費者の利用が増えれば,金融ADRが一種の権威を持つことになり,将来,消費者と事業者の紛争解決の主流になることが予測される。
収録刊行物
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- 保険学雑誌
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保険学雑誌 2011 (613), 613_25-613_33, 2011
日本保険学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205162235008
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- NII論文ID
- 130003375478
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- NII書誌ID
- AN00228119
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- ISSN
- 21855064
- 03872939
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- NDL書誌ID
- 11165910
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可