観察・実験が指導できる小学校教員養成の試み : 理科観察実験体験プログラムの開発と実践

書誌事項

タイトル別名
  • Enhancing Prospective Elementary Teachers' Competency in Observation and Experiment in the New Japanese Course of Study : Development and Practice of Pre-service Teacher Training Program for Elementary Science Teaching
  • カンサツ ・ ジッケン ガ シドウ デキル ショウガッコウ キョウイン ヨウセイ ノ ココロミ : リカ カンサツ ジッケン タイケン プログラム ノ カイハツ ト ジッセン

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抄録

本稿は,愛媛大学教育学部において実施した「理科観察実験体験プログラム」の報告である。本プログラムは平成20年に公示された小学校学習指導要領に対応できる教員を養成するために,小学校理科で取り扱う観察・実験を網羅的に体験するプログラムである。さらに本プログラムは,小学校教員を目指す学生であれば,学部学科を問わず,参加を認めるものとした。参加学生は延べ人数で約800名であり,教育学部のみならず,理学部,農学部などの他学部の学生も参加した。本プログラムの実施により,参加学生は観察・実験に対する基礎的な知識や技能を高めることができた。また,本プログラムは単位認定を行わない自由参加の形式で実施し,70%以上の参加学生には修了証を発行した。このような運営方式は,単位の実質化や教職科目の充実を伴う小学校教員養成のカリキュラムにおいては,理科教育の充実の一つの解決策として提言できると考える。

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