オフショア地域における再保険サイドカーの現状

書誌事項

タイトル別名
  • Present State of Reinsurance Sidecars in Offshore Regions
  • オフショア チイキ ニ オケル サイホケン サイドカー ノ ゲンジョウ

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説明

サイドカー取引とは,スポンサーたる保険会社(主に再保険会社)が,主に自己からの出再先として時限的な特別目的の再保険会社(再保険サイドカーと呼ばれる)を設立し,投資を資本市場から集めて再保険キャパシティを確保して,主に比例再保険による受再事業を営み,その収益を投資家に還元するものである。このサイドカー取引は,バミューダを中心とするオフショア地域で1999年に始まったとされており,2005年に米国を襲ったハリケーン後に隆盛を迎えたが(2006年~2007年),世界的な金融危機後(2008年~)は小康状態のまま現在に至っている。ただ,経済実体が先行しており,何をサイドカー取引と呼ぶべきかが問われている。

収録刊行物

  • 保険学雑誌

    保険学雑誌 2011 (615), 615_243-615_262, 2011

    日本保険学会

参考文献 (4)*注記

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