若者の生活認識と生活行為の関係性からみる家庭科教育の視点

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タイトル別名
  • An Analysis of Home Economics Education through the Relationship between "Recognition of Life" and "Action in Life" by Adolescents
  • ワカモノ ノ セイカツ ニンシキ ト セイカツ コウイ ノ カンケイセイ カラ ミル カテイカ キョウイク ノ シテン

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抄録

家庭科教育の目標として生活認識の育成があげられる。生活認識を生活行為とのかかわりからとらえ直すことで,若者の生活認識形成に必要な要素を解き明かし,家庭科教育への示唆を得たい。本研究の目的は,若者の生活認識と生活行為の関係を明らかにすることである。高校生575名と大学生498名を対象とした質問紙調査を実施したところ,以下の分析結果が示された。生活行為は「環境重視の購買スタイル」「家族とのアクティブコミュニケーション」「生活スキルの活用」「地域でのつながり」の4因子構造であった。また,生活認識の最終段階である「未来志向性生活認識」に影響したものは「環境重視の購買スタイル」「家族とのアクティブコミュニケーション」および「社会的役割の評価」「他者とのかかわり」であった。この結果をふまえ,生活者として価値認識に高め,生活を創造していくための授業実践の方法論を今後の課題として検討していく。

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