我が国の義務教育における『ものづくり教育』に対する学習者の意識(第一報) : 小学校6年生の意識調査の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the Conditions of "Craft Education" within the Compulsory Education in Japan (1) : Analysis of the Conscious Research of Elementary School Students
  • 我が国の義務教育における『ものづくり教育』に対する学習者の意識(第1報)小学校6年生の意識調査の分析
  • ワガクニ ノ ギム キョウイク ニ オケル 『 モノ ズクリ キョウイク 』 ニ タイスル ガクシュウシャ ノ イシキ(ダイ1ポウ)ショウガッコウ 6ネンセイ ノ イシキ チョウサ ノ ブンセキ

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抄録

本研究では,我が国の義務教育における『ものづくり教育』に対する学習者の意識を,児童・生徒へ調査を行うことによって明らかにすることを目的としている。本報においては,小学校6年生に,「ものづくり学習」に対する好意度,有用感,日常生活におけるものづくりに対する関心及び学習効果とその背景要因を問い,結果を分析した。その結果,6年生児童は,「ものづくり学習」を好意的に受け止め,その学習に対して有用感をもち,学習効果を認識していた。また,日常生活でのものづくりに関心をもつと同時に男女差や個人差もみられ,実生活でものづくりを行っていない者も多かった。保護者の影響は,わずかにみられた。これらの結果から,個人差,男女差を考慮して,自己効力感をもたせたり,時間を保障したりする等の学習意欲につながる工夫が必要であることが示唆された。

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