同僚教師からの批評に基づき国語科教師が授業を省察する際の思考様式に関する一考察 : 「読むこと」の授業における教授技術の省察を中心として

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Japanese Language Teachers' Thinking Styles in Reflections on Demonstration Classes Based on the Adoption of Colleagues' Remarks about Japanese Language Lessons : Focusing on the Teaching Methods of a Reading Lesson
  • 同僚教師からの批評に基づき国語科教師が授業を省察する際の思考様式に関する一考察--「読むこと」の授業における授業技術の省察を中心として
  • ドウリョウ キョウシ カラ ノ ヒヒョウ ニ モトズキ コクゴカ キョウシ ガ ジュギョウ オ セイサツ スル サイ ノ シコウ ヨウシキ ニ カンスル イチ コウサツ ヨム コト ノ ジュギョウ ニ オケル ジュギョウ ギジュツ ノ セイサツ オ チュウシン ト シテ

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抄録

本研究の目的は,経歴の異なる複数の高校国語科教師の,研究授業経験の省察における思考様式の違いを相互に比較し,それぞれの思考様式が持つ可能性と限界を考察することにある。その際,授業者の教師が,教授技術に関する同僚教師の批評をどのような必然性のもとに受容したかに焦点を絞った。研究の方法は,教師によって構築された経験の語りを記述・解釈する,ライフストーリー法を採用した。その結果,既有の教授技術を維持・補強する思考様式と,既有の教授技術を問い直すとともにその技術を取り巻く状況を問うという思考様式が示された。そして,それぞれの思考様式には,研究授業に臨む教師の思考を深化拡充する可能性ばかりでなく,教師が陥りやすい陥穽をも内包していた。

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