書誌事項
- タイトル別名
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- Familial Transmission of Authoritarian Conservatism :
- 権威主義的伝統主義の家族内伝達--遺伝か文化伝達か
- ケンイ シュギテキ デントウ シュギ ノ カゾクナイ デンタツ イデン カ ブンカ デンタツ カ
- ―遺伝か文化伝達か―
- Genetic Inheritance or Cultural Transmission?
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抄録
観測された形質の分散を、「遺伝」「共有環境」「非共有環境」という3つの潜在変数の寄与に分割して推定させる行動遺伝学の方法論を用いて、権威主義的伝統主義の形成に関わる要因について検討した。4111名(12~26歳の男性双生児1279名、女性双生児1889名、および双生児の父親83名、母親860名)から権威主義的伝統主義尺度の回答を得た。一卵性双生児912組、二卵性双生児630組を対象とした双生児モデルによる分析は、権威主義的伝統主義の分散を遺伝33%、非共有環境67%で説明し、双生児親子モデルによる分析においても、結果は同等であった。これより、権威主義的伝統主義の家族内伝達を媒介するのは専ら遺伝であり、文化伝達ではないことが示された。権威主義の形成を親の養育、あるいはその家の社会背景によって説明するこれまでの理論には異議が唱えられる。遺伝を説明変数に含めた、より精緻な伝達モデルの有用性が提起される。
収録刊行物
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- 理論と方法
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理論と方法 23 (2), 2_105-2_126, 2008
数理社会学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205164615680
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- NII論文ID
- 130000093667
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- NII書誌ID
- AN10096921
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- ISSN
- 18816495
- 09131442
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- NDL書誌ID
- 9739475
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可