「強いつながり」と「弱いつながり」のSNS

書誌事項

タイトル別名
  • The “Strong-tied” SNS and “Weak-tied” SNS:
  • 「強いつながり」と「弱いつながり」のSNS : 個人情報の開示と対人関係の比較
  • 「 ツヨイ ツナガリ 」 ト 「 ヨワイ ツナガリ 」 ノ SNS : コジン ジョウホウ ノ カイジ ト タイジン カンケイ ノ ヒカク
  • A Comparison Regarding the Disclosure of Personal Information and Personal Relationships
  • ―個人情報の開示と対人関係の比較―

この論文をさがす

説明

5つのSNSサービス (Facebook、mixi、モバゲータウン、グリー、Twitter) について、個人情報の開示が利用にどのような影響を与えているのかという視点から分析をおこなった。その結果、既知の友だちが多く個人情報の開示度が高い「強いつながりのSNS」 (Facebook、mixi) と、既知の友だちが少なく個人情報の開示度が低い「弱いつながりのSNS」 (モバゲー、グリー、Twitter) に分かれることが確認された。「強いつながりのSNS」は既知の対人関係、「弱いつながりのSNS」はネット上の対人関係と結びついていた。個人情報のうち属性情報の開示はSNSの利用頻度や友だちの数と有意な相関があったが、識別情報の開示は、既知の友だちの数のみに有意な相関があった。コミュニケーション不安やプライバシー意識とSNS利用の間には有意な関連はみられなかった。

収録刊行物

  • 情報通信学会誌

    情報通信学会誌 29 (3), 3_25-3_36, 2011

    公益財団法人 情報通信学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (28)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ