現代日本の大学生におけるゲームの利用と満足

  • 井口 貴紀
    関西大学大学院社会学研究科マス・コミュニケーション学専攻

書誌事項

タイトル別名
  • Video Game Uses and Gratifications of University Students in Japan:
  • 現代日本の大学生におけるゲームの利用と満足 : ゲームユーザー研究の構築に向けて
  • ゲンダイ ニホン ノ ダイガクセイ ニ オケル ゲーム ノ リヨウ ト マンゾク : ゲームユーザー ケンキュウ ノ コウチク ニ ムケテ
  • Towards Establishing Game User Research
  • ――ゲームユーザー研究の構築に向けて――

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抄録

現代日本ではゲームが社会に浸透して、代表的な娯楽メディアとなっている。これまでゲーム研究はゲームによる身体への影響や、暴力的ゲームの悪影響など送り手側の視点を取った効果研究が中心だった。だがゲームは能動性の高いメディアであり、他メディア以上に受け手側であるユーザーの立場を取った研究が必要である。本研究では若者のゲーム利用動機に注目し「利用と満足研究」の手法を用いて大学生1503名を対象にした量的調査を行った。調査の結果、分類された動機は「空想」「承認」「趣向」「達成」「友達」「学習」「気晴らし」の7つである。その中でも「承認」には競争の要素が含まれていることがわかった。加えて「気晴らし」以外の6つの動機が高いほどゲームへの没入度が高くなることが明らかになった。

収録刊行物

参考文献 (25)*注記

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