間隔尺度法と列挙法による友達調べの選好関係の関連性

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タイトル別名
  • Relationship of Preference Structure between Interval Scale and Enumeration Methods in the Sociometry
  • カンカク シャクドホウ ト レッキョホウ ニヨル トモダチ シラベ ノ センコ

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抄録

構成機全員の氏名と5段階の選択強さが書かれた用紙を用いて並びたい度合を調べる友達調べ(間隔尺度法)と,並びたい児童を列挙する友達調べ(列挙法)の用紙を配布して調査した.比較のために列挙法においても列挙した児書名の右に並びたい度合を書くようにした.この2種の間隔尺度法と列挙法による友達関係行列を比較した結果,次のようなことがわかった.(1)間隔尺度法の選択数が増加するにつれて,列挙法の平均選択数の増加割合が小さくなる.(2)列挙法の選択する児童数は間隔尺度法の約半分である.(3)列挙法の平均選択強さは間隔尺度法より約5%大きい.(4)選択順位と選択強さとの関係は.選択順位が大きくなるにつれて列挙法の選択強さが間隔尺度法よりも緩やかに小さくなる.(5)間隔尺度法と列挙法について,児童を多く選択するにつれて,選択順位間に平均選択強さの差が小さくなる.

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被引用文献 (1)*注記

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