中学校「情報基礎」におけるLogoプログラミングの実践と評価

書誌事項

タイトル別名
  • A Practice and Evaluation of Logo Programming in Information Science Classes of Junior High School
  • チュウガッコウ ジョウホウ キソ ニ オケル Logo プログラミング ノ ジ

この論文をさがす

説明

中学校3年生を対象にした「情報基礎」で, Logoプログラミングの基本操作から作品制作に至るまでの学習活動を半年間継続し, 授業実践で得られた成果について検討し, 実践を進めていく上での課題を明らかにした. プログラミングの初期の段階においては, 生徒はLogoの基本命令を容易に操作することができ, 「手順」を作成することにより「コンピュータに教えることによって自らも学ぶ」という能動的な学習活動が実現された. また, 最終的に作品制作にとり組む中では, 教科で学習する知識や生活経験などを積極的に活用たり, クラスの仲間と自由な雰囲気の中で情報交換しながら協同学習を進めることが, 創造性や個性豊かな作品をつくり出すことにつながった. 中学校でLogoを利用した学習を実現していく場合, 教科の枠組みを超えた総合的な学習の時間を設定したり, 生徒側からのdemand pullを学習内容に反映させていくことの大切さが示唆された.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ