健康の社会的決定要因としての社会経済階層と社会関係に関する研究の接点

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タイトル別名
  • A research synthesis of socioeconomic status and social relationshipsas social determinants of health
  • ケンコウ ノ シャカイテキ ケッテイ ヨウイン ト シテ ノ シャカイ ケイザイ カイソウ ト シャカイ カンケイ ニ カンスル ケンキュウ ノ セッテン

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抄録

社会関係が健康に与える効果を示すモデルとして,直接効果モデルとストレス緩衝効果モデルの2種類がある.この2種類のモデルは,健康の階層間格差の研究における主要な2つの課題である「階層と健康を媒介する要因」と「階層の健康影響を緩衝する要因」の解明に貢献できる.本稿では,健康の階層間格差の研究における社会関係の効果を解明する2つの分析モデルの活用状況と課題を整理したい.具体的には,第1に,健康の社会的決定要因としての社会経済階層と社会関係について,それぞれの研究の展開と両研究の接点を提示する.第2に,社会経済階層と社会関係の接点に位置する研究の到達点を整理する.以上を踏まえ,第3に,社会経済階層と社会関係との接点の研究を発展させるために必要な課題を提案する.

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