シトクロム<i>c</i>の多量体形成に関する理論的研究

DOI Web Site 参考文献3件 オープンアクセス
  • 根木 秀佳
    琉球大学理工学研究科海洋自然科学専攻化学系,〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地
  • 吉田 紀生
    九州大学大学院理学研究院化学部門,〒819-0395 福岡県福岡市西区元岡744番地
  • 廣田 俊
    奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科,〒630-0192 奈良県生駒市高山町8916番地の5
  • 東 雅大
    琉球大学理学部海洋自然科学科化学系,〒903-0213 沖縄県中頭郡西原町千原1番地

書誌事項

タイトル別名
  • Theoretical Study on Oligomerization of Cytochrome <i>c</i>

抄録

<p>シトクロムcは,ミトコンドリア内の呼吸に関わる反応において電子を伝達する役割を担うヘムタンパク質である.シトクロムcは,互いのC末端ヘリックスを交換するドメインスワッピングにより多量体を形成し,電子伝達の機能を失うことが知られているが,多量体形成のメカニズムは未だはっきりしていない.この多量体形成メカニズムの解明を目指して,我々は分子動力学シミュレーションと液体の積分方程式理論を用いてシトクロムcの単量体と二量体の熱力学安定性の解析を行ってきた.本稿では,これまでの研究成果について紹介する.</p>

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