書誌事項
- タイトル別名
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- Theoretical Interpretation of Alcohol Cluster Ions Detected by Mass Spectrometry
- シツリョウ ブンセキホウ ニ ヨル アルコールクラスターイオン カンソク ノ リロンテキ カイシャク
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抄録
電子衝撃イオン化法による質量分析で,水-アルコール混合溶液のクラスターイオンを観測すると,高純度アルコールの場合には,小さなクラスターイオンのみが観測される一方で,少量の水を添加した場合には,大きなクラスターイオンが観測されるという興味深い報告がある.本論文では,エタノール3分子と水1分子から成るクラスターモデルを仮定し,Hartree-Fock法を用いて,水がアルコールクラスターに与える影響を理論的に解明する事を試みた.用いた計算方法はHF/6-31G**である.その結果,水を含むクラスターの場合,イオン化するのはアルコール分子だが,クラスターイオンのプロトン供給源は水分子であることがわかった.つまり,水分子が解離することでイオン化に伴う余剰エネルギーを持ち去り,クラスターイオンを安定化している.一方,水を含まない場合,イオン化の余剰エネルギーはクラスター全体に分配される.このため,大きなクラスターイオンは真空中で分割されて観測されないことがわかった.
収録刊行物
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- Journal of Computer Chemistry, Japan
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Journal of Computer Chemistry, Japan 12 (3), 162-167, 2013
日本コンピュータ化学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205178742912
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- NII論文ID
- 130003362985
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- NII書誌ID
- AA11657986
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- ISSN
- 13473824
- 13471767
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- NDL書誌ID
- 025189883
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可