埼玉県における介護認定審査会への理学療法士の関与の現状と課題
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- 赤坂 清和
- 埼玉医科大学総合医療センター リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 飛田 英樹
- 埼玉慈恵病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 小瀬村 洋
- 埼玉慈恵病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 小椋 正格
- 埼玉慈恵病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 尾崎 みずほ
- 埼玉慈恵病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 干場 竜志
- 東川口病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 清水 公也
- 深谷赤十字病院 理学療法室 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 柳田 登貴子
- 至聖病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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- 城田 慎一
- 埼玉脳神経外科病院 リハビリテーション科 埼玉県理学療法士会渉外局身分保険部
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説明
埼玉県の各市町村等で実施されている介護認定審査会における理学療法士の関与の現状と課題を調査する目的でアンケート調査を実施し、49市町村等(83.1%)から回答を得た。介護認定審査会へ理学療法士が参加していたのは、わずか15市町村等(30.6%)であった。介護認定審査会の委員のために、多くの市町村等では研修会が実施され(87.8%)、新任委員研修、事例検討、審査留意事項の説明と確認、最新事情の提供などが行われるため、理学療法士が新規に委員となっても十分に役割を果たせると考える。介護認定審査会の委員の構成について、理学療法士は20人、1.8%であり、医師(624人、41.1%)と看護師(161人、10.6%)、薬剤師(90人、5.9%)、保健師(81名、5.3%)、介護福祉士(71名、4.7%)などに比較して非常に少ないことがわかった。市町村等は、理学療法士が運動麻痺や拘縮等の運動機能障害が身体状況、ADL、介護への影響を的確に評価し、公平かつ公正な判断に貢献するために委員となることを希望する一方で、実際には理学療法士の確保に難渋している実態が本調査により明らかとされた。理学療法士は市町村等における介護認定および介護サービスを適正に実施可能とするために、介護認定審査会の委員として協力すべきであると考える。<br>
収録刊行物
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- 埼玉理学療法
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埼玉理学療法 10 (1), 38-43, 2003
社団法人 埼玉県理学療法士会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001205179071360
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- NII論文ID
- 130004442399
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- ISSN
- 13480294
- 09199241
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可